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高野山

社員Yです。

毎年5月の連休は、恒例のTokyo Cantatのイベント&ライブがありますが、今年も例年通り録音にお邪魔させていただきました。
今年は本番前日に仕込みをする事が出来たので、録音そのものは、例年に比べると少しだけ余裕がありました。
数年前からマイクアンプをホールの音響室に置かせてもらって、少しでもマイクレベルでの伝送距離を短くしているので、その分仕込みが少しだけ大変ですが、音のクオリティの差は歴然です。
それよりも何よりも、今年はライブの本番に合わせて、Tokyo Cantatの15周年の足跡を集めたCDが発売予定でしたので、その編集が結構大変でした。
詳しくは弊社のHP
を参照して下さい。

5月のもう一つの大きな録音は、和歌山県の高野山でも声明(しょうみょう)の録音です。
今回は本覚院というお寺の宿坊に寝泊まりしながら、そのお寺の住職の声明の録音です。
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今回の録音の舞台となった、本覚院の本堂
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通常、声明は複数のお坊さんが唱える事が多いのですが、今回は上の写真の様に1人だけです。
しかも今回はCD用のステレオ収録とDVD用のサラウンド収録の2パターンですので、写真の様に通常よりマイクの数が多いです。
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今回はお寺での録音なので、楽屋はありません。
モニタールームは本堂となりの応接室で、写真の様にセッティングをしました。
緑あふれる中庭の見える部屋で、木造建築の為か、音響的にもなかなか素直な音で、モニターもやり易かったです。
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今回のもう一つの目玉は、山のSEの録音です。
写真の場所の詳細は事情により内緒なんですが、毎朝3時に起床して、鳥達が鳴き始める4時頃から6時頃までサラウンドで収録しました。結構面白いですよ!

という訳で、高野山滞在中は、SEを収録した後朝食後仮眠を取って、昼食&自由時間、夕食後声明の録音(高野山といえども、昼間はバスも走るし、修学旅行の学生もいて、結構ノイズが多いので、結局夜に収録する事になりました)というタイムスケジュールでしたので、完全に昼と夜が逆転したような感じになって、東京に戻ってからは数日程体調が少し変でした(笑)
しかし、食事は大変美味しく(残念ながら精進料理ではなかったのですが・・・・)ついつい食べ過ぎてしまい、スタッフ全員3kg位太ってしまいました(笑)

和楽アンサンブル

社員Yです。

4月も半ばだというのに、相変わらず雪が降ったり、20度まで気温が上がったりと変な気候ですね。
今月は比較的現場の少ない月なんですが、その代わり、今まで取り貯めていたモノや急遽発売が決まったモノ等で怒濤の編集ラッシュです。
Tokyo Cantatの15周年記念CD4枚組、栗友会の「ななもんめコンサート」、バリトンの池田直樹さんの「冬の旅」、川上昌裕さんのカプースチン室内楽曲集、木野雅之&花房晴美のデュオ・リサイタル(仮題)、人間国宝竹本駒之助の「堀川猿廻しの段」(仮題)、吉田正記念オーケストラ、CD発売はありませんが、しなの合唱団定期演奏会等々です。

そんな中、昨年の録音から関わっている「和楽アンサンブル」
のCDリリース記念コンサートが青山スパイラル「EATS and MEETS Cay」で4/10に行われました。
私は録音に引き続き、ライブのPAも担当させていただきました。

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↑上の2枚は、このライブに先立って3/22に行われた、ヤマハ銀座店でのインストア・ライブの様子です。
このイベントもお店の内外合わせて100人を超えるお客様に観ていただけてて、大盛況でした。
朝の開店前のリハーサル中に、たまたま居合わせたフランス人の観光客の団体が急遽見学する事になり、拍手喝采を浴びる一幕も・・・

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4/10当日は150名を超えるお客様に来場頂き、上の写真は和装の1部と洋装の2部の写真ですが、照明効果とも相まってとても雰囲気の良いステージに仕上がり、CDに収録されていない曲も数曲追加したり、胡弓の木場さんが演奏しながら客席を練り歩く演出が有ったり、大盛況のうちに終演を迎える事が出来ました。
個人的には、音響的に若干問題があり反省しなくてはいけないのですが、メンバー、スタッフ全員大満足でやりきった感の大きなコンサートでした。

この和楽アンサンブルは、あと3枚のCDをシリーズで出す予定ですので、次のレコーディングが楽しみです。

まとめて更新!

社員Yです。

4月に入って一週間も経ったのに、まだ3月の日記の更新中です(汗)

さて先日アップした川上昌裕さんの録音の後は、クラリネット奏者の大島文子さんの録音が、恒例?の秩父ミューズパーク音楽堂で行われました。
メンバーは、大島文子さん、お姉様でピアニストの大島直子さん、そして文子さんのご主人でもあるクラリネットの神様!チャールズ・ナイディックさんの3名です。
録音は全部で三日間だったのですが、その内、NAR社長のIがスケジュールの都合でどうしてもこのセッションに参加出来ない中日を含めた1.5日だけ、社長のトラでエンジニアを務めました。
と言っても、音決めが終わった後の作業だったので、ほとんど手を出す事もなく、スムーズに録音は進みました。

私はお三方には初対面だったのですが、皆さんとってもフランクな方々で、文子さん直子さん姉妹は、とっても気風の良い性格で、お話ししていてもとても楽しかったです。
ナイディックさんは、クラリネットを持っている時とそうでない時は全く別人のように、演奏中や録音のプレイバックを聞いている時は、とっても真剣で厳しい(当たり前だって!)ですが、オフステージではとってもお茶目で愛嬌のある方でした。

今回のCDも前作同様、我々の盟友でもあります「アウローラクラシカル」から今夏頃リリース予定です。

それではまた。

川上昌裕さんの録音

社員Yです。
や〜、またまた更新が久々になってしまいました(汗)
なんせ前回の更新以降、約2週間、現場続きで会社にも出社していなかったものですから・・・・
まあ、出張先や自宅からでも更新は不可能ではないのですが、そこは無精者の私の事、お許しを(笑)

さて3/17〜3/19は、栃木県岩舟町のコスモスホールで、ピアニストの川上昌裕さんのカプースチン作品集の録音をやってきました。
川上さんのカプースチン作品集としては、過去にうちのレーベルから3枚のピアノ作品集が出ていますので、今回の録音が4作品目のCDとなります(あと、カプースチン本人の演奏による「カプースチン・リターンズ!」も出ています)

http://www.narrecords.com/catalog.htmlを参考にして下さいね!

今回の作品は、前回までのピアノ作品集とは趣を変えて、室内楽作品集です。
共演はヴァイオリンの竹中勇人さん、フルートの大塚茜さん、川上さんの奥様でピアニストの川上ゆかりさん。
収録曲は「ヴァイオリン・ソナタ」、「フルート・ソナタ」、連弾の「シンフォニエッタ」、一人多重演奏の「マンテカ」とバラエティ豊かです。

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今回の録音はこんな感じです。
竹中さんの写真、有りません(汗)すいません。

発売予定は7月7日、発売後はヤマハ銀座店でのイベントや演奏会も予定されているので、HPのインフォメーションにもご注意ください。


それではまた。


ひさびさの更新ですいません

更新がしばらく滞っていてすいません、前回の更新から約1ケ月も経ってしまいました。

この間の出来事と言えば、ヴァイオリンの松田里奈さんの紀尾井ホールでのライブ録音の編集や、バリトンの池田直樹さんのリサイタル「シューベルト、冬の旅全曲」の録音、三善晃さんのトルス2の録音、高嶋みどりさんの「白鳥」「青いメッセージ」の録音等がありました。
それぞれのCDの発売の予定等の情報は、詳細が分かり次第またご報告させていただきます。

それ以外では、調子の悪い機材のメンテナンスや打ち合わせ等であっという間に過ぎた1ヶ月でした。
特に機材に関しては、日頃から愛情を持って接していないと、肝心なときにヘソを曲げて使えなくなる事がよく有りますので、要注意です。

4月はCDのリリースが3タイトルも重なるので、あまりのんびりもしていられません。
また3月は録音の現場もいつも以上に有りますし、他社発売ですが、年初に少しだけ報告しました「和楽アンサンブル」のインストア・ライヴも有りますので、エンジン全開です。

ではまた。

一週間を振り返って

社員Yです。

先週末、幼稚園や中学校の卒業関連CDのマスターが、ひとしきり工場へ無事納入され、後は今月末の商品の納品を待つばかりです。
これらは季節ものだけに、通常の商品以上に締め切りがシビアなんですが、今年はインフルエンザの影響も有って、通常なら昨年中に収録は終わっているのですが、年が明けてからの収録もあり、納期が間に合うかどうかちょっと心配でしたが、これで一安心です。

先週は、合唱のリヒトクライスのライブ録音、World Youth ChorusのオーディションCDの録音、演歌の歌入れ、JASRACミュージックジャンクションの撮影(音声担当)、某女子大での学科のテーマソングの録音、某マーチングバンドの定期演奏会の撮影(音声担当)とバラエティに富んだ充実した一週間でした。
今週来週はちょっと一息つけますが、月末から3月にかけては、また忙しくなりそうです。

急に寒くなったり暖かくなったりと体調管理が難しい季節ですが、風邪なんぞひかないよう、また気合いを入れてがんばります。

厳冬の秩父にて

社員のYです。

1月18日から22日まで、埼玉県秩父市にあるミューズパーク内音楽堂にて、韓国を代表するバリトン歌手のチェ・ヒョンス(Hans Choi)氏の録音をしてきました。

チェ・ヒョンス氏のプロフィールの詳細はヴォイス・ファクトリー株式会社様のHPhttp://www.voice-factory.com/main/sb.cgi?pid=15を参考にしていただくとして、ヒョンス氏は、プロフィールにもある通り、まさにビロードのようなピアニッシモから力強いフォルテまでを自在に操る美声に加え、繊細で深い音楽的知性を併せ持つオペラ歌手で、録音はとてもすばらしいものになりました。

また録音中は、日本語、韓国語に加え、イタリア語、英語が飛び交う国際色豊な?現場となりました(笑)

録音場所の秩父ミューズパーク音楽堂は我々が普段からよく使っているホールで、我々のみならず、いろいろな会社の録音にもよく使われる、こじんまりとした使い勝手の良いホールで、山の上に有る為、とても静かなホールです(クラシックの録音には、この静けさが大事なんです!)

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↑今回のセッティングはこんな感じ。

最終的には中央のメインマイクSchoeps CMC6xt+2S×2本と、写真には写っていませんが、客席にホールの響きを録音する為のオフ・マイクSchoeps CMC5+2S×2本の合計4本を使用。

ただ録音初日は大変寒い日で、ステージ上の空調(暖房)を止めると、あっという間に気温が下がり、あの手この手で暖をとりながらの録音となり、アーティストには大変な初日だったと思いますが、二日目以降は気温も少し上がり、ちょっとは楽になったと思います。

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↑チェ・ヒョンス氏と今回伴奏を務めていただいたピアニストの松崎充代さん

今回の収録曲は、トスティや韓国、日本の歌曲で、とてもバラエティにとんでいて、アルバムの完成が楽しみです。

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↑ヒョンス夫妻とスタッフの記念撮影

右から、プロデューサーのヴォイス・ファクトリー輪嶋氏、ディレクターのユージン・プランニング坂元氏、ヒョンス氏、奥様、エンジニアのNAR社長今泉。


あけましておめでとうございます

社員Yです。

新年最初の更新が遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

さて、個人的には、昨年暮れは、関東在住の高校時代の同級生と忘年会を兼ねて東京タワーに10年振りに登り(他のメンバーはなんと全員初登り!)、 帰り道にバイクに乗ったサンタクロースと出会ったのを最後に、ほぼ一週間スタジオに缶詰状態で年末を迎えました(笑)


 IMG_0233(変換後).jpgIMG_0238(変換後).jpg和楽アンサンブル  ミックス サウンドシティ- 2009'12、28.jpg

↑年末のTDの様子、右端に映っているのは、三味線奏者の上原潤之助氏(3月新譜なんですけど、普通はこの時期から準備するんですよ!)

さて今年は2/7にハイブリッド・トロンボーン四重奏団のセカンド・アルバム「HYBRIDⅡ」の発売が、また3月の卒業シーズンに向けて卒業記念CDとDVDの制作が4校分が控えていますので、のんびりする間もなくエンジン全開の予定です。

本年も温もりのあるアコースティックサウンドを追求し、社員一丸となって進んで行きたいと思っています。またブログの方もマイペースで更新して行きますので、引き続きよろしくお願いします。

 

 

 

 


亀渕&VOJAのCDの購入方法について

新入社員Yです。

先月21日に発売になった、亀渕友香&VOJAのニューアルバム「神様がくれた愛のみち」の購入方法について、各方面から問い合わせが多数ありましたので、続報をお知らせします。

◎大手レコードショップでの注文方法

店頭にない場合は、取り寄せ注文をお願いして下さい。その際には、発売元会社名「日本アコースティックレコーズ」「商品番号NARP-8002、神様がくれた愛のみち/亀渕友香&VOJA」と お伝えください。

 ◎WEBショップでの注文方法

AMAZON、東京書籍他で注文可能です。

東京書籍の場合は、以下の情報を参考にして下さい。
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/special/music/

皆様よろしくお願いします。
 


杜の都仙台

新入社員のYです。
更新が遅くなりましたが、先月11/27に仙台フィル特別演奏会の録音の為、仙台市青年文化センターへ社長と共に行ってきました。
今回の録音のメインは、仙台フィルの委嘱新作、新実徳英さんの「ヴァイオリン協奏曲第2番~トルトゥス・ヴィターリス」だけだったのですが、それ1曲だけって訳にもゆかないので、実際にはコンサート全体も記録録音として録音しました。
今回の録音に使ったマイクは、メインマイク(3点吊り):B&K4006、ステージ・サイド・マイク:B&K4006、木管セクションにShoeps CMC621xtを2本、CBとVn Soloに同じくShoeps CMC621xt、打楽器の鍵盤楽器とティンパニーにAKG C414ULSを合計4本、チェレスタとハープにShoeps CMC521というラインナップ。
ホールはやや小振り(約800席)ながら、オープンステージ形式の舞台と内装にあまり木使っていない音楽専用ホールのお陰でか、ドライでシャープな響きが特徴。目の前には大きな台原森林公園が広がり、町の中心部から少し外れた静かな場所にあり、ローケーションは最高でした。
演奏会は、渡辺玲子さんの迫力あるVn Soloや仙台フィルには縁深い芥川也寸志さんの作品等のお陰で大盛況でした。
しかし何と云っても今回の注目すべき事は食べ物でしょう。
前日の仕込みが終わって、夕食を食べに入った駅前の牛タンのお店、当日の昼食を食べたホール隣のラーメン屋さん、食い物もお酒も皆とっても美味しかったです。牛タンのお店は、越谷レイクタウンや池袋にも支店が有るそうなので、是非また食べに行きたいと思っています。
では、また。
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